手刺子半纏
本刺子半纏(手刺子)誂えます
江戸~明治時代、火消が実際に刺子半纏という分厚く重い半纏を着て火事場に立って火掛りをしていました。
刺子半纏に水を含ませ、勇敢に火事と向き合い纏を屋根に立て、時に命を落とすこともあるその姿はまさに「華」のようだったことでしょう。
火事の消火後には刺子半纏を裏返して、裏面に描かれている各々の豪気で勇みな絵を見せながら帰っていく姿に町民も見惚れていたという。
そんな勇ましい火消の刺子半纏を紺仁独自の技法で現代によみがえらせるべく時間と手間を惜しまず、存分にじっくりと作り上げたのが下記に紹介する「本刺子半纏」です。
刺子は職人が一針一針、気の遠くなるほどに時間を掛けております。
当然ですが機械刺子の風合いとは全く異なる「本手刺子」。
兎に角、生地、染、絵付け、刺子、仕立て、どれをとってもこれ以上無いほどにとことんこだわって作っております。
本当に特別な半纏ですので、納期も掛かります。詳しくは御見積もりにて御案内いたします。
使用生地・・・手紡ぎ手織り綿「ろぎん」二枚袷刺し
刺子・・・・・手刺し、刺子糸は藍染め
染・・・・・・表身頃は藍染め松煙返し、衿はベンガラ出しの藍染め
絵付け・・・・専門の絵師による顔料絵付け「川中島一騎打図」
仕立て・・・・手縫い
※紺仁店舗に常時展示しておりますので、こだわりの刺子半纏の風合いを是非見て感じていただきたく存じます。
「本刺子半纏」の製作等のお問合せは下記より
・お問い合わせ、工房案内